東京拘置所といえば、最近はこういうニュースがあった。
◆国会議員が死刑場を視察 東京拘置所(11月22日 産経新聞) 参院法務委員会(遠山清彦委員長)の委員11人が22日、東京拘置所(東京都葛飾区)を訪れ、ふだんは公開されていない死刑場を視察した。法相を除く国会議員に公開されたのは、平成15年の衆院法務委員会の視察以来4年ぶり。26日には衆院法務委員会(下村博文委員長)も視察を予定している。(後略) で、視察の詳細はこちら。 ◆東京拘置所の刑場視察で明らかになったこと(保坂展人のどこどこ日記) 実を言うと私は、東京拘置所から自転車で20分くらいの場所に住んでいる。目的地によっては、拘置所の横をすりぬけて出かけることも度々だ。 今日も拘置所を通り過ぎたところに用があったので、拘置所付近を通った。 平日は面会窓口が空いているので、面会時間は弁護士(らしき人)や家族(らしき人)や組員(らしき人)でいつも賑わっている。「差し入れ屋」の横では、いつものように猫が座っていた。 私がチャリンコでササーと走っていると、まだ若いお母さんと5歳くらいの子どもが面会窓口に向かって歩いている。「パパ待ってるよ。もうすぐパパに会えるよ」と母親が語りかけ、子どもはスキップをしながら足早に歩いていく。 「お父さん」はいったいなんで塀の中に入ってしまったのか、未決拘禁なのか死刑囚なのか、いや死刑囚だったらあの軽さで会いにはいかないだろう、などと考えながら私は目的地へと向かう。 用事を終えて帰る途中、今度は拘置所の裏で小学生くらいの女子が3人で遊んでいる。 すぐ近くに公園も複数あるが、用意された「遊び場」より、自分で見つけ・開発した「遊び場」のほうが断然楽しいのは、子どもとして当然の心理だろう。 拘置所の裏は、拘置所|塀|道|綾瀬川|という立地で、川の堤防にカーブミラーが設置されている。そのカーブミラーを柱にして、ダンボールで作った小屋というかなんと言うか、おそらくは「秘密基地」なのだろうか。そこで子どもたちは、実に楽しそうに遊んでいた。 顔の角度を45度も変えれば、拘置所の巨大な建物が目に入る。 私はただ、楽しそうに遊ぶ子どもたちを見て、また自転車を走らせた。 綾瀬川に沿って少し行くと、いつも流れる音楽とアナウンスが聞こえる。 「こちらは、足立区役所です。午後4時になりました。外で遊んでいるお子さんたちは、おうちに帰りましょう」 面会に行った子は、「パパ」と楽しい時間を過ごしただろうか。 秘密基地の子どもたちは、日が落ちるまでには岐路に着くだろうか。 私はまた、自転車を走らせる。 予告を守ってなくてすいません。「自殺対策白書」の話題はまたいつか。 ![]() |
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