die-in(ダイイン)
「社会」を見つめ、「世界」を感じる。それが悲惨だからこそ。
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2009年3月、自殺者数が急増
昨年末から、「100年に一度の経済危機」といった言葉が使われるようになり、サブプライムローン等に端を発する世界的な不況が叫ばれています。未だにその解決方法は模索状態であり、先が見えないままと言って良いでしょう。
そんな中、不況の深刻化が明るみになった頃から、自殺者の急増が懸念されていました。
昨年末の「年越し派遣村」の時点でも、自殺企画者が思いとどまって派遣村に来たエピソードや、東尋坊で保護された未遂者の多くが「派遣切り」にあっていたことが紹介されるなど、経済・雇用状況の悪化が人の生命をも脅かしつつあると警告されてきました。
◆自殺者の増加を防げ 景気悪化、近づく年度末

思い返せば11年前、日本の年間自殺者数が初めて3万人を超えた1998年。「貸し渋り」や「日本列島総不況」が新語・流行語として選ばれるほどの大不況となりました。後に起こる「失われた10年(平成不況)」の発端となった年とも言えるでしょう。
以前にも当ブログに書いたことですが、98年の自殺者急増は、実は厳密に見ると決算期である3月から起こっています。そのため今年も、3月から更に自殺者が増えるのではないかと心配されていました。また、多くの市民団体が政府に自殺予防の対策を求めても来ました。
しかし残念ながら、先日発表された警視庁の自殺者統計によると、2009年3月の自殺者数は先月比23%増と大幅に増加していることが判明しました。
諸団体から事前の警告があったにも拘らず、現に「予想通りの増加」が起きてしまったことになります。
◆警視庁による月別自殺者数統計
◆3月の自殺者3060人=昨年比4%増-埼玉、沖縄、広島、東京で急増・警察庁
報道記事では昨年同月との比較になっており、それからすると4%の「微増」とも取れます。が、それまでの月と比べて3月(増加が警戒されていた決算期)に急増しているのは重要な点です。
「予測可能」であったことから考えても、これは明らかに自殺者個人の問題ではなく社会的な問題です。自殺者の年代など詳細は公開されていませんが、年度末が起点になっていることを加味すれば、経済・雇用の問題が大きく影響していることは想像に難くありません。
特筆すべきは愛知県で、なんと2月に比べ59%の増加です。ここまで来ると増加というより激増です。原因について単純化するのは危険ですが、愛知といえばトヨタ、と即座に思い浮かびました。

とはいえ、経済の問題が端的に自殺者増加に影響するのは、万国共通の現象ではありません。
日本の失業率は諸外国に比べて高くないわけですが、自殺率は日本のほうがはるかに高い。つまり他の先進国においては、失業増加=自殺者増加ではありません(もちろん影響がゼロではないでしょうが)。
ここまで極端に、経済悪化が自殺増加に影響を及ぼす現状は、失業してもソコソコ生きていける、という「雇用以外の受け皿(セーフティーネット)」の脆弱さを如実に現わしているのではないでしょうか。つまり「不況だから仕方が無い」という話では片付かない問題なのです。

98年に起きた自殺者急増は、残念ながら一過性に終わりませんでした。98年以降11年に渡って現在まで、毎年3万人超えが続いています。毎年、コンスタントに3万人以上の命を犠牲にして回っている、それが今の日本社会の姿です。
その人数が更に増えようとしている。とても、マトモな社会とはいえません。

テーマ:経済・社会 - ジャンル:ニュース

【2009/04/29 23:22】 | 自殺 | トラックバック(0) | コメント(0) |
和歌山カレー事件の「中立報道」は、二度おいしい飯のタネなのか?
草事件を書いてて遅くなりましたが、当ブログで真っ先に扱うべきは、言うまでもなく和歌山カレー事件の最高裁判決についてでした。
本件の「冤罪性」については長くなりますのでまた別のエントリーにしたいと思いますが、今回、驚いたのはこの「冤罪が疑われる」という部分が意外と報道されていることです。「たかじん委員会」ですら、出演者の多くが冤罪の可能性を指摘し、判決に対する疑問を訴えているほどです。

これは一見すると、当時の過熱報道をメディアが反省し、「中立報道」を心がけているようにも見えます。そうであって欲しい、とも思います。
しかし、性格のひねくれた私は、こうした報道を素直に受け入れることが出来ないでいます。
少し前になりますが、メディアはホリエモンを時代の寵児として持ち上げたことがありました。ホリエモンが連日メディアに露出し、ずいぶん数字を取ったのだと思います。そして次に、今度はホリエモンを「悪質な犯罪者」としてバッシングして、また設けたわけです。
亀田兄弟のときにも、こうした、持ち上げて設けて落として儲ける、という「一粒で二度おいしい」使い方をメディアは行いました。

最高裁判決に対する「中立報道」は、実はこの逆パターンに過ぎないのかも知れないと思ったりします。事件当時、マスコミはありえないような過熱報道をしてさんざん儲けたわけですが、今度は「冤罪だ」と騒ぐことで儲けようとしているんではないかと。
エクスキューズしておくと、私は和歌山カレー事件・林真須美犯人説は冤罪の可能性が高いと考えています。ですから、本件で冤罪が疑われる部分があること自体は、むしろもっと広く報道されるべきだと思います。
ただ、その際には必然的に、冤罪を生む一旦となった当時のメディアのあり方も批判されるべきだと強く思うのです。
なにせ、事件当時、林家が放火されるほどの怒りと憎しみを煽ったのは当のマスコミなのです。つまり(現時点で冤罪を疑われている)林真須美を、「コイツがやったに決まってる!」と誰よりも大声で騒ぎ、犯人視したのはマスコミなわけです。
犯人だと騒ぎ立てた当事者が、なんの謝罪も自己批判も無いまま、ただの第三者であるかのように「冤罪かもしれない」と言ってる。それって、なんか、どうなのよ?
「これが冤罪なら、冤罪を生んだのはお前だろ」と突っ込まざるを得ません。本件の冤罪性について語るとき、自分は安全な立場から、裁判所や検察だけを批判することなどマスコミには許されないと私は思います。

テーマ:刑事事件・裁判関連ニュース - ジャンル:ニュース

【2009/04/27 00:43】 | ニュース | トラックバック(1) | コメント(0) |
草逮捕って、なんか別件狙ってますか警察さん?
まさか当ブログでジャニーズアイドルの話題を扱う日が来ようとは・・・・。
ま、前回のエントリーも藤原紀香ですけど。

事件自体には特に興味ないです。草クンにはまったく興味ないです。しかし、この逮捕ってウサンくさいなーと思わずにいられない。
酔っ払って深夜の公園で全裸&騒いだからって逮捕することがまず異例。
普通だったら、通報があってもとりあえず署まで連れて行き、酔いが覚めるのを待ってテキトーに説教して終わりでしょう。ましてや、これだけ社会的な立場のある人だし、芸能事務所なんてなんだかんだで最後は怖いおにーさんとか出てきそうだから、穏便に済ませるのが「通例」じゃないかと想像します。

それが今回は即逮捕。抵抗したからやむ終えなかったのかもしれませんが、にしてもねぇ。ましてや、犯罪の種類からして証拠隠滅の恐れがなく、本人の社会的立場からして逃亡の恐れも無いのに、逮捕・拘留して明日には送検するとか。
しかも、家宅捜索まで行われる異常事態。
公園で素っ裸になった罪に対して、家を捜索して何が見つかるというのか?
ていうか、何が見つかると思っているのか??

まぁ、要するに麻薬を疑ってるんだろうなー。尿検査したらしいし。
逮捕直後の報道でも、コメンテーターetc...が「泥酔したくらいで、そこまでなりますかね~」とやたら含みのある言い方をしてるし。
ちなみに、自宅からは何も押収されず、尿検査で薬物反応は出ませんでしたとさ。

最後に、本件に関する鳩山邦夫総務相のコメントを紹介しておこう。
「事実であれば、めちゃくちゃな怒りを感じている。なんでそんな者を(地デジの)イメージキャラクターに選んだのか。 恥ずかしいし、最低の人間だ。絶対許さない」
そこまで言うか・・・・(-_-;

テーマ:【SMAP】草薙剛、公然わいせつで逮捕!? - ジャンル:ニュース

【2009/04/23 23:57】 | ニュース | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ツレウツ」ドラマ化の新聞記事より
紀香、うつ病と闘う!離婚後初ドラマ
このブログでスポーツ報知の記事を扱うのは異例ではありますが。
記事を要約すると、漫画「ツレがウツになりまして」がNHKでドラマ化されて、主演である藤原紀香が「私自身も昨年の舞台の準備をしていた時『うつ』みたいな状態になった経験があります」とつらい経験を述べた上で演技への意気込みを語った、という内容です。
番組は5月29日から3週連続で放送予定。原作&続編はなかなか良書ですので、未見の方はこの機会に読まれることをお勧めします。
で。
とりあえず、藤原紀香が演じるのはうつ病患者ではなく、うつ病になった夫を、時にいらだち焦りながらも、優しく、ユルーく見守っていく妻(原作では)の役です。あと、藤原紀香がプライベートなトラブルや仕事の疲労でうつ状態になったことは事実なんでしょうけど、うつ状態とうつ病ってのは似て非なるものでもあるわけです。
といったわけで、演じる役と語られている経験則がなんとなくズレている気もしつつ。
また、うつ病に対して「戦う」「立ち向かっていく」といった勇ましい表現が多用されていることにも違和感を覚えますが、この辺は他のブログでも指摘されているところです。
土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。スポーツ報知の記事がひどい。


てか、個人的に一番「ええっ!?」と思ったのは、記事最後にある「紀香は30日、レオパレス21の入社式に参加するためグアムに出発。」の部分です。
海外支社があるのかと思ったら、日本の社員をわざわざグアムに連れて行ってグアムで入社式をやっている様子。100年に一度の経済危機といわれる昨今、こんなバブリーな企業がまだあったのかと、記事の主要部分よりそっちほうが衝撃でした。

テーマ:エンターテインメント総合 - ジャンル:ニュース

【2009/04/03 00:00】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(0) |
残さを餌にする「エコ豚」は本当にエコか?
◆食料残さでエコ豚事業 新ブランドに期待 長野
(2009/03/18 産経新聞)

人間の食べ残しを豚の飼料にして、豚を育てる事業が長野県で広まっているそうです。記事タイトルに「エコ豚」とある通り、ゴミとなる残さを豚に与えることでリサイクル出来るエコロジカルな事業として紹介されています。
しかし、どうも私はこの事業に賛成!とは言えません。それもエコロジーの観点から。
確かに先進国の食べ残しは大きな問題で、食料を無駄にしているだけでなく、それを廃棄するコストなども考えると由々しき問題ではあります。でも、それを別の動物に与えることが本当に「エコ」なのでしょうか?
私がこのニュースを見て真っ先に思い出したのは、実はBSE(狂牛病)の問題でした。
BSEの原因は動物の死体を飼料にした肉骨粉であるといわれています。コストが安くて高たんぱくなエサを与えることで、食肉業を効率的で安定したものにしようと人々は考えました。そこで、本来は草食である牛に、よりコストの安い動物の死体(を原料にした飼料)を食べさせることを思いつきました。
より油ののった肉や、よりたんぱく質の多い牛乳を、より効率的に造るために、乳牛の場合は子牛ですら肉骨粉を使った代用乳を飲まされ、生涯で一度も母親の乳を飲むことはありません。何故なら、その母親の乳(牛乳)は、私たち人間が飲む、商品価値のある資源だからです。

もちろん、私はこの事業によって「狂豚病が出る!」と脅しているわけでも、「これは危険な事業だ!」と言いたいわけでもありません。まず、そこは念を押しておきます。

肉骨粉はイギリスで約60年に渡って様々な動物に与えられていましたが、50年以上も問題は起こりませんでした。問題が起こったのは、オイルショックの影響で加工業者が燃料を削減し、より低い温度・短い時間で肉骨粉を処理するようになってからのことです。
つまり、例え草食動物に肉を食べさせても、適切な熱処理が行われている間は奇病が発生しなかったわけです。
エコ豚事業は食品リサイクル法に基づいた事業であり(確認済み)、BSEの原因となった肉骨粉のようなズサンな処理をしているわけではありません。ですから、この事業そのものが新たな問題を引き起こすことはないでしょう。
また、豚の放牧自体は土壌の改善に役立ち、豚が雑草を食べてくれたり排泄物が肥料になったりと利点も大きいのです。放牧自体には私も賛成です。

それでも。
豚の飼料となる残さには、調理された肉や魚も含まれています(確認済み)。草食である豚が本来は食べない肉や魚を与えられることが、本当に正しい豚の育て方でしょうか?
本来は食べないものを与えて太らせることが良い肉質なのでしょうか?
現在、多くの家畜は穀物を飼料として与えられています。元々は草(人間が食べられないもの)を与えて肉(人間が食べられるもの)に育てる作業であったものが、効率化や肉質の向上といった目的のために、今では人間の食べられる穀物の多くが牛・豚・鶏の飼育に当てられています。イギリスでは農園の80%が動物に与るためのエサ作りに使われており、全世界の穀物の38%は家畜に与えられています。
そして重要なのは、「肉」を育てるためには、得られる肉量よりも多くの穀物が必要だということです。
1kgの牛肉を生産するためには10kg、豚は4~5kg、鶏は2kgの穀物が必要であると言われています(飼育環境によって多少上下します)。つまり現在の食肉産業は、人間も食べられる穀物を動物に与え、投資したカロリー(穀物)の1/2~1/10に当たるカロリー(肉)を生産するという極めて「贅沢」な事業なのです。
この他にも、水や森林などの資源が食肉産業のために大量に利用されており、牛の出すメタンガスや輸送中の排気ガスも含め、食肉産業が気候変動(地球温暖化)の大きな原因の一つであると考えられています。また、家畜に与えている穀物を人間に分配すれば、大幅な飢餓の解消にも繋がると言われています。
そうやって、多大なエネルギーとカロリーを投資して生産された肉。その食べ残しを飼料にして豚に与えるというのは、かなり皮肉な状態だと私は思います。そのサイクルを「循環型の畜産」と呼んで良いものでしょうか。

残さ問題の根本原因は、私たち人間が食べ残すこと、あるいは食べきれないほどの食事を用意することにあります。自分の食べ残しを他の動物に与えることで、私たち自身が「食べ残すような食生活」を省みる気持ちが薄くなってしまうとしたら、本末転倒です。
【2009/03/18 14:31】 | ニュース | トラックバック(0) | コメント(1) |
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ささきち

Author:ささきち
1981年生まれ。150cm。
なんかいろいろマイノリティ。
旧ブログはこちらです。
メールはdie-in@excite.co.jpまで。

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